| 翌日の決勝日は、朝から快晴。気温も一時は28度にまで上がったが、レース開始時刻の2時にはやや落ち着き、気温25度、
路面温度35度のドライコンディションで500kmレースの決勝がスタートした。午前に行なわれたフリー走行では6番手と、2ピット作戦に向け♯7 RX-7はまずまずの
感触を得ている。目標のトップ10フィニッシュは、充分視野に入っていた。
♯7 RX-7のスタートドライバーは、今回も井入選手がつとめた。そして2 ピットの定石通り、序盤からプッシュ。オープニングラップで早くも1ピット作戦の♯43 ARTA
ガライヤをかわすと、5位に浮上する。その後も速いペースでプッシュを続け、23周目には4位。27周目には3位。作戦通りの展開とする。一回目のピットインを41周目に行い、
ここからは折目選手にチェンジ。11位でのコース復帰となったが、その後もペースはよく、1ピット勢のピットインが終ると♯7 RX-7は、4位にまで順位を戻す。しかしここからが正念場。
2度目のピットイン後にトップ10にとどまるために、折目選手は依然プッシュ。65周目には再び3位までポジションを上げた。
レースは終盤にさしかかり、いよいよトップ10フィニッシュが見えてくる。しかし81周目になんと、アクシデントが♯7 RX-7を襲った。♯7 RX-7はガス欠により突如スローダウン。
なんとかピットに戻り、給油のみを行い再び折目選手がコースに戻る。ところがその直後、別のトラブルが起きてしまった。折目選手からリアから異音が酷くなると無線連絡、
急遽ピットイン。修理を試みたがデフのトラブル。これで完全に勝負権を失った♯7 RX-7は92周目、ついにリタイアを余儀なくされた。完走扱いとはなったが、最終順位は19位。
苦しい状況の中、終盤まで健闘を見せたが報われなかった。
レース後井入選手は、「♯77以外の2ピット勢には絶対負けないという気持ちで臨みましたが、最初はまわりがストレートの速い車ばかりだったのできつかった。でもむこうは
タイヤがすぐにきつくなったようでミスが出はじめ、そこをついて抜いて行きました。マシンは非常に調子良かったです」。
折目選手は「最初のほうのラップタイムは良かった。マシンとタイヤもうまく合わせることが出来ていて、目標のトップ10は見えていたけど、マシントラブルはしょうがない。
セパンで、もう一度勝ちたいと思います」。
雨宮監督は「2ピットを採らなければならなかったことで、最初からイケイケで頑張るしかないとは思っていました。そして思い通りの展開になりながらもトラブルが出てしまった
ことは、非常に残念、でも次は20kg落ちるんだし、相性のいいマレーシアはきっと優勝出来ると思います」と、それぞれ第3戦を振り返り、第4戦に向け気持ちを切り替えた。
優勝の後の2戦連続ノーポイントはタイトルを争う上では痛いが、これによってウエイトが下りたタイミングで♯7 RX-7が最も得意とするセパンを迎えることとなった。流れはまだ、
傾いてはいない。毎回混戦となるGT300クラスの中、唯一“マイスター”の称号を持つのが♯7 RX-7にとってのセパン。今季最も重要な一戦、セパンラウンドは、6月の21、22日に
行われる。 |